ターゲット1900、使っている人はたくさんいますが、その良さを活かしきれている人は少ないです。
特に、右側の単文なんてとっても優秀なのに使わないまま受験が終わる人もいますよね。
これターゲットの半分以下しか使えていないということですよ。
今回は「折るの?」「付箋は?」「音源は?」
こんな疑問に答えつつターゲットの良さを十分に活かした、使い方を紹介します!
⚠️caution
ところどころ私のめちゃくちゃ汚いターゲットが出てきます。↓↓↓
実際に私が受験生の時に使っていたものですが、5訂版であり古いバージョンなのでご了承ください。
目標
まずこの単語帳を利用して、最終的にどうなるべきかの目標です。
✔1単語1秒以下で意味がわかるようにする
✔文章の中でのその単語の使い方を理解する
✔単語の発音アクセントまで覚える
以上の3つを意識しましょう。
レベル
初めに断言しておきます。
この単語帳を持っている人が多いので安易に手を出しがちですが、ターゲット1900はレベルが高いです。
模試を解いたときに、なんとなく文章がわかるな。ついていけるな。手ごたえがあったなという人向けです。
共通テストの模試で点数25%に満たないような人が取り組んでも、知らない単語ばかりだと思うのでそのような方は1400や1200から挑戦してくださいね。目標としている大学がどこかにもよりますが、まず現状の自分にあったものを取り扱わないと伸びないのでそこだけ気を付けてください。
ターゲットのラインナップやレベル感は公式で確かなことが確認できるのでこちらをご参照ください。
…
とは言っても、中学レベルの英単語が理解できていれば手を出せると思いますのであまり気負わずにとりあえず取り組んじゃいましょう!この単語帳に載っていないもので知らない単語があった場合は調べてメモっていけばいいだけですからね😊
使い方
まずそもそも、単語帳というものは何周も何周もして覚えていくものです。
ターゲットの大きな特徴として左のページと右のページに分かれていること、レベル順に並んでいることが挙げられます。なのでまず初学者は左のページから周回してマスターしていきましょう!
さて、詳しい方法を説明していきますね。
毎日新しい100語+前日の100語を学習します。
1日目:1~100
2日目:1~200
3日目:101~300
4日目:201~400
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といったように進めていきます。多いと思うかもしれませんが、一度に完璧にしなくていいのでとにかくスピード重視で進めていきましょう。
◎1周目(1~8日目)
「Part1 常に試験に出る英単語800語」を学習します。
左のページを見てお好みで赤シートを使いつつ日本語訳を考えます。わからないならわからないで大丈夫。とにかくサクサク進めていきましょう。
できる限り家など声を出せる環境で、口に出して覚えましょうね。
最初は知らない単語ばかりでしょうが、気にしなくて良いです。
確かに、最初に時間をかけてじっくり覚えておくとあとが楽かもしれませんが時間がかかりすぎると続きにくいです。
何度も言うようですが、ターゲットの特徴である一語一義を活かしてテンポよく単語を見ていきましょう。
◎2周目(9~23日目)
「Part1 常に試験に出る英単語800語」に加えて
「Part2 常に試験に出る重要単語700語」を学んでいきます。
(9日目はsection8の100語とsection1の100語)
Part1に関しては3~4回目にもなりますからそろそろ覚えている言葉もいくつかありますよね?
入試で一つ一つゆっくり意味を思い出していると時間が勿体ないので少しずつスピードを意識しましょう。
また、時間に余裕があるなら同時に派生語や熟語にも目を通してください。
これはお好みですが、時間があれば線のところで折るのも手です。
毎回ペラペラめくるのと、毎回日本語を隠すのどちらが面倒か天秤にかけて選んでください。
メリットとデメリットは表裏一体です。
メリット→日本語が視界に入らない
デメリット→せっかくのコロケーションにあまり目を通さなくなる
私はご覧の通り日本語が見えないように折ってます。
また、覚えて自信があるものに関しては、もはやペラペラして日本語を確認する必要もありません。
ペラペラが省略できるほどになると1ページの所要時間は5秒程度です。
◎3周目(24~38日目)
変わらず、「Part1 常に試験に出る英単語800語」「Part2 常に試験に出る重要単語700語」に取り組んでいきます。3周目と言ってもPart1は5~6回目になります。
もうこのあたりのsectionは少しずつ覚えてきたな、という状態であれば
次は右ページの単文を見て訳す練習をします。
はじめは日本語訳を見て、その日本語訳を思い浮かべながら訳していけば大丈夫です!
そしてそして、このときに同時に音読の練習をしましょう!
音読は黙読よりもスピードが速いので、その速さでサクサク日本語訳できるように訓練していきます。
写真の状態にして文を読んで日本語に訳していくのです。以前と同じ位置で逆側に折っただけです。
いずれ覚えていくので、はじめは拙い訳で結構ですよ。
もしさっぱり分からなければ、はじめの1~2周は日本語を見ながらでも良いのです。
ちなみに、音読学習についての詳しい紹介記事はこちら
「大学受験において音読って必要なの?効果あるの?」 音読に関して賛否両論ありますよね。 大学受験は今後の人生を左右する一大イベントですから、正しい情報を得て効率良く勉強しなければなりません。 絶対賛成!絶対反対!それぞれ[…]
◎4周目以降(39日目〜)
単語の意味を覚えてきたページから文章で覚えていくことに移行していってください。
入試で単語の問題は出ません。
自分の中でわかる、知っている文のストックを増やしていくイメージです。
☆音源について
4周目以降に限りませんが、音源を必ず聞いてください。無料ダウンロードできますよ。
単語帳自体を見ながらでなくて良いので、自転車通学や寝る前の時間などのスキマ時間を利用しましょう。
全く単語を知らない状態で聞き流すよりも知っている状態で聞き流す方がより効果的です。
☆付箋について
私はあらかた単文での学習に入ってから付箋を使い始めました。
早く使いすぎると、ほぼ付箋でたわし状態になりますよね。
覚えた時に付箋を外す気持ちの良さが醍醐味なのに、付箋が多すぎると管理も出来なくなってきます。
付箋のメリットは結構多いんです。
後半の詰めの時期になってきて単語に割ける時間が減ってきた場合は、付箋がついたものだけをやるなんてこともできます。
それから、私は結局入試までには果たせませんでしたが、すべての付箋をなくすくとを目標にするのも良いです。そうなったらこの単語帳はもう完璧だと言えますよね。
その後の使い方を志望校別に
◎中堅大学志望の受験生
上記のPart2までの単語を文章中で理解できるように繰り返し学習しましょう。
これができれば入試の長文に関してほとんど理解出来るようになります。
Part3以降は入試手出題されない可能性も高いので取り組まなくて大丈夫です。
むろコスパが悪くなってしまうので、文法や熟語の勉強に時間を割きましょう
◎MARCH等難関大学志望の受験生
まずはPart2までを定着させることを優先しますが、プラスで適宜Part3の単語の方に取り組みましょう。
得点に直接関係してくることは多くはないため、こんな単語があるのだなと理解していれば大丈夫です。案外ここまで詰められている受験生は少ないので、他の受験生との差をつける気持ちでいきましょう。
◎MARCH上位から早慶以上の超難関志望の受験生
上記同様、まずはPart2までを優先させつつ、
Part3にも必ず取り組みましょう。
単文の方も利用して、文のストックをどんどん増やしましょう。
「周回のペースを早めていく+完全に覚えたsectionは省略する」
などして、難しい単語に積極的に取り組んでいくと良いです。私は後半のほうに入るとPart1は省略して後半の右ページのみ周回する、というように使っておりました。
さいごに
まとめ!
✔︎一度で覚えようとせずテンポ重視
✔︎短い期間で同じ単語を何度も見る
✔︎コロケーション、音源、単文、単語帳をすみずみまで活用する
上記の3つを意識しましょうね!完璧に覚えることができれば単語はこれ一冊で十分です。
土台作りが1番大切!疎かにせず取り組みましょうね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
目指せ、合格!目指せ、リッチ!
かとこ